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第9回キツネの社mf使用パーティ【アークガッサ】

ということで今回は第9回キツネの社mfに参加させていただいたので、使用してきた構築を紹介していきたいと思います!

元々僕がブログを始めようと思い至ったのも、参加者の皆さんの「帰ったらブログ書こうかなー」というお声を多く耳にしたというのが理由の一つです。確かにこういうものをTwitterで垂れ流しにしても興味がない方にとっては邪魔でしかありませんし、なにより字数も足りないし画像も数載せられませんものね。僕も真似してどんどん活用させていただきます!

 

 

前置きはこのくらいにして。

今回使用したのは平たく言えば「ゾロアークを使用した起点構築」です。

置き土産で起点を作るだけでなく、特性イリュージョンで後ろのポケモンに化けることにより、ただの悪タイプ低耐久アタッカーに変幻自在の流し性能を持たせることができる面白い構築だなーというのが使ってみた上での感想です。

 

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今回使ったポケモン達6匹はこんな感じ。1匹ずつ紹介していきますが、努力値に関してはあまり参考にならないかも・・・。

 

 

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ゾロアーク 無邪気@気合いのタスキ HS252 特性:イリュージョン

ナイトバースト

めざめるパワー氷

ローキック

置き土産

 

このパーティの根幹たるゾロアーク。もちろん選出率は100%でしたが、わざと選出せずに他のメンツで"似非"対面構築として使うのもアリだと思います。

このパーティのコンセプトは、「キノガッサに化けたゾロアークで、後ろからキノガッサを見ようと出てくるカイリュー、ガブリアス、グライオン、ボーマンダといった連中をゾロアークのめざ氷で崩したり、S70族以上の並びに対しローキックで無理やりキノガッサの下に押し込んだりと、あらゆる手段でキノガッサを通しやすくする」という極めて単純なものです。

それに合わせ「置き土産で作った起点から突破力を生み出し得るポケモン、また素早さで1度相手の上を取ればそれ以降相手をハメることができるポケモン」による構築にしようと考えました。

他の面子が軒並み対面でラティオスに勝てない連中なのですが、カイリューに化けてジュエル/眼鏡流星群を無駄撃ちさせ、土産を置いてから本物で起点にするなどと言った強引な方法での突破を可能としたり、対ハッサムで安定択となるめざめるパワー炎を誘発し、ナイトバーストで削ったりと、化けたゾロアークと初手で対面させる場合の選出パターンを複数用意できるのでラティオス単体が重くなることはさほどありませんでした。

 

HS振りの理由は説明するとちょっと回りくどいかもしれません。

例えば霊獣ボルトに化けたゾロアークに対しほとんどの化身ボルトはめざ氷を撃ってきますが、Hに振ったゾロアークであれば確定3発に止めることができます。

これが何を意味するか。答えはズバリ「ゾロアークのイリュージョンが解けてめざ氷連打が安定しない状況」を作り出せるのです。

ゾロアークを落とすには電気技か蜻蛉返りを撃つしかなくなり、これにより本物の霊獣ボルトを後出しする択が生み出せるわけです。

ゾロアークがガッサ・ハッサムに化けてラティオスと対面した時も同様に、めざ炎連打でゾロアークを落とし得ない状況が作れます。

ボルトのめざ氷とラティのめざ炎をHPを半分以上残して耐えることにより、次のターンの行動からめざめるパワーの択の安定を外すことができる、ということです。

(メインターゲットであるカイリューに対してめざ氷の確定数は変わらず確定2発なので、火力に割く意味を感じなかったというのも理由の一つではありますが)

ちなみにDに36割くだけで無補正C248ラティのめざ炎が確定3発になるので、上記のギミックを実行するだけなら火力に割いても問題ないと思います。

(どれだけ思考停止で努力値振ったか露呈していますね・・・( ´◔‿ゝ◔‘))

このパーティには入っていませんがパルシェンを入れるのであれば、この子のめざめるパワーの枠を火炎放射にしてメタグロスハッサムへの打点にするといいでしょう。

 

 

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キノガッサ 陽気@どくどくだま H204 A28 B12 D4 S252 特性:ポイズンヒール

キノコの胞子

身代わり

ビルドアップ

ドレインパンチ

 

ゾロアークの切り出しでキノガッサを出すことがメインなので、都合よく相手のマンダやガブ、カイリュー等をゾロアークで狩れない限りは残ポケ数2-3からの展開が多く、数での不利が否めません。

また、パーティの性質上テクニにせよポイヒにせよ相手のキノガッサが重くなりがちなので、ゾロアークのローキックで確実に上を取った後ミラーで殴り勝てるようにという意味も込めてビルドレガッサを採用しました。

後ろから寝言ハッサムを投げられても、HBゴツメなど火力に割いていないハッサムであればビルドを2回ほど積めばバレットを身代わりが耐えることも可能であったり、鉢巻き寝言ハッサムに蜻蛉返りを引かれても1、2回ビルドが積んであるだけである程度削りつつ回復できたりと、ハッサムに対してもある程度強い型だと思います。

あまり見ませんが、寝言ローブシンで安定しないポイヒガッサの型もおそらくこの型くらいでしょう。

何よりドレインパンチとポイズンヒールという二重の回復ソースによる体力の無尽蔵っぷりが使ってて気持ちいいです(*´д`*)

 

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・カイリュー 陽気@ラムの実 AS252 特性:マルチスケイル

逆鱗

火炎放射

神速

竜の舞

 

ゾロアークではどう頑張っても勝てないウルガモスに対し繰り出していける優秀な積みアタッカー。

対面で勝てるポケモンが少ないため流し性能も高く、カイリューに化けたゾロアークウルガモスキノガッサを流し、相手のクレセリアを引きずり出して手痛い一撃を入れたり、バンギラススイクンを引きずり出してハッサムキノガッサの起点にしたり、メタグロスを引きずり出して負担をかけ、本物を通しやすくすることもできたりと、ゾロアークとのシナジーもかなり良いです。

上記の理由から馬鹿力や地震の必要性を感じなかったので、ラティハッサムやラティコバルといった、ラティオス+鋼タイプという並びに申し訳程度に強くなれるよう火炎放射を採用しました。

今回は陽気を採用しましたが、1舞だけでは切り出しされたローブシンを倒せなかったりと火力・耐久不足が否めなかったので、今後使うなら意地っ張りの個体になると思います・・・。

 

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ハッサム 意地っ張り@命の珠 AS252 特性:テクニシャン

バレットパンチ

虫食い

電光石火

剣の舞

 

ガッサカイリューと来るとどうしても氷が一貫してしまうので、氷に強いかつ置き土産による起点からの剣の舞1回でかなりの突破力を期待できる珠ハッサムを安直に採用しました。

壁や置き土産で起点を作るパーティで珠ハッサムを使うのはお馴染みの戦術なので、これ以上の説明は不要ですね。

ゾロアークとの相性も他でも触れているのでここでは割愛させていただきます。

 

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スイクン 臆病@水のジュエル CS252 特性:プレッシャー

ハイドロポンプ

冷凍ビーム

瞑想

追い風

 

話題になったジュエルハイドロスイクン。僕の中でこれは本来クラウンスイクンの型というイメージがあるのですが、どこかの大会でガッサを瞑想冷Bで沈められて以来普通のスイクンでやっても強いなぁと思うようになりました・・・。

カイリューだけでは対処しきれないウルガパルの並びにも強くなれるかつ、トノグドラやカバドリ、そして起点パの天敵メタモンへのカウンターとして追い風を採用しました。

同時にこのパーティにパルシェンを採用していない理由でもあります。

相手を上から叩けさえすればかなりの強さを発揮できるキノガッサボルトロスがパーティに入っているのも採用理由の一つです。

 

ちなみにこのスイクン、社mfでは使用していません。

社mfではノイクンの個体を使用しました。

ゾロアークのローキックでSを下げてから繋いでまもみがにハメられたら強いんじゃないかなーと思って入れてみました。

が、レートではそれなりに活躍しましたが、このオフでは選出すらままなりませんでした。ハッサムとの根比べにも負けたのもあって、予選終了後ジュエルハイドロを採用することに決めたので、それについては流してください。

 

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・霊獣ボルトロス 臆病@オボン H164 D4 S252 余りC 特性:ちくでん

10万ボルト

めざめるパワー氷

気合い球

悪巧み

 

ここまでで対策しきれていないボルトロス、ガッサハッサムを使用する際に重たくなるサンダーを筆頭に電気を一貫させにくくするために採用。

他のメンツが軒並み電磁波で機能停止しかねないので、それに対するカウンターでもあります。

意地ガブの逆鱗を高乱数で耐え、帯以外の化身ボルトのめざ氷をオボン込みで確定耐えのラインまで振っているので、C実数値は176と霊獣にしては情けない数字になっています。ゾロアークの存在もあっていきなりボルトと対面させる必要があまりないので、もっと火力に割いた方がいいかなと思いました。

タイプと種族値が優秀なため、先発ゾロアークに化けさせることが多いです。ローブシンキノガッサハッサム辺りはよくビビって逃げてくれます。かわいいです。

この子単体では帯化身ボルトには勝てないのですが、そこもゾロアークでカバー。

以前の環境ならトップメタのS種族値が80付近をウロチョロしていたので大変使いやすかったのですが、最近ではラティオスガブリアスを筆頭にS101族以上のポケモン達が増えてきたので大分肩身が狭くなった印象があります。かわいそうに。

 

 

このパーティの弱点として挙がってくるのは、壁ラティ軸の起点パとクレセローブなどのトリックルーム関連のギミックを用いたパーティ、メタモンへのカウンターがスイクンの追い風くらいなので、スイクンに強いボルトロスの入ったボルトメタモンの並び、ザッと挙げるだけでもこれだけあります。

この辺のパーティに関しては少し慎重な選択が要求されてくるので注意が必要だと思いました。

もちろんどの並びが最強だとかそういうことは考えていないので、この記事がきっかけでゾロアーク軸のパーティに興味を持ってくださった方によるアレンジもとても楽しみです。

ご指摘、ご質問なんぞありましたら遠慮なくコメント残していってください!

 

最後になりましたが、今回キツネの社mfに出場された方、主催のキツネさん並びにスタッフの皆さん、お疲れ様でした!

 

 

(ちなみに今回ゾロアークのKPは2だったらしい・・・あと一人はどこのどなたでしょう?)